聴竹居・客室
聴竹居は藤井厚二が1928年に建てた実験住宅である。
日本の近代化は住宅を含めて結局のところ和洋折衷の歴史であったとも言える。この客間もそうした和洋=高い床の間+ソファ+板の間+障子の表現であるが、同時に室内環境など科学的な試行の結果でもある。住宅と生活の関係はどうあるべきかは現代でも普遍的な課題であり続けている。
(2000/1)